お久しぶりです。長々と放置してしまったギャルコレコラムにも、うっかりひっそりちゃっかり戻って来ました。
ただいまです。
放置していた間、何をしていたかというと、特に何もしていません。
相も変わらずおちんぽしゃぶってお銭を貰っていました。
何ら成長もしていません。
歳だけ取りました。
二度目の成人式ですよ。
己の年齢に吃驚ですよ。自覚しないまま大人になっていました。
そんな中でなんとなーく感じていたのが、意識が高い風俗嬢とか、意識が低い風俗嬢とか、なんとまぁ奇っ怪な言葉が出てきたなぁと。
意識が高い風俗嬢ってなんぞや、と主にTwitter界隈辺りをうろついて見てみたら、要はあれなのね。
ヤル気があるか無いかだけの話しじゃないのかしらね。
『私、風俗嬢です!!プロです!!お仕事頑張っています!!』みたいな。
これもう違和感しかないのです。
ものすっごい違和感。
だって、お客様に提供するのはサービスと自分自身なのだから、サービステクニックの向上と容姿に気を使うのは当たり前でしょう。
お客様に満足して頂けるようにお仕事をするのが当たり前なのだから、意識を高くする必要はあるのかしらね。
そこまで風俗嬢とは、風俗嬢の私とは、って言う必要も理由もあるのかな?
おばちゃんの言ってる事なにか間違ってる?
私は意識云々で言うなら、めちゃくちゃ低いので、気力とヤル気と天気とお客様次第で接客の頑張り具合を変えちゃうけどね。
一般の社会で、俺&私は意識の高い会社員です! なんて声高らかに言う人をほぼ聞かないしね。
だから風俗嬢の意識高いアピールって、私こんなに頑張っています!
Twitterで頑張っているの書いてるから読んで読んで!!
こんな想いなの!!
聞いて聞いて知って!!
なんて感じの、ただただ承認欲求を満たしたいだけにしか見えない。
自分から意識高いとか、プロとはなんぞやなんて、風俗嬢以外であまり聞かないもの。
例えば、名を世間に知られるくらいに大成していたり、ひとつの特技や職業で突出しているのならいざ知らず、ただの一介の風俗嬢が意識の高さをアピールしたって薄っぺらさしかないよなぁと。
私もお仕事について語るし、そういう風俗系のトークイベントをやるから意識高い系の人に捉えられる事があるけど、気分のムラっけが激しく全く接客が出来ない時があるし、イヤな時は絶対にイヤだという無駄な頑固さでお仕事しないから、意識云々で測るのであれば低い。
クソ客クソ客って論ったりしちゃうし。
多分、閉鎖的で人に言えるお仕事でもないから、頑張っている自分をほめて欲しい、そんな自分を認めて欲しい、そういう気持ちが文字という形になって出てきているのかな。
あとは、風俗もちゃんとしたお仕事なんだからね、という気持ち。
どうしても風俗は職業であるのに職業として見られない事があるし、世間からの上と下でいうなら下も下の低い位置付けされちゃうからね。
そうした世間の認識の中で、私は違うの、ちゃんとお仕事として働いているの、プライド持って頑張っているの、ってなっちゃうのかな。
もっと気楽にやればいいんじゃないかな。
お客様からお金を頂いている以上は、良い接客を自分なりにやるのは当然だけど、あまり力み過ぎても疲れちゃうよ。
それよりも、風俗を一日でも早く辞められる術を模索した方がより現実的だと、風俗歴22年目の女が言ってみます。
久方ぶりのコラムですが、ずっと何を書いていこうか考えたのだけど、ここではのんびりのびのびと好きな事を書いていこうと思っています。
また次回をお楽しみしてくださいませ。
《風俗ライター 月緒-tsukio-》
東京出身
在籍した事のないのは母乳専門店のみと豪語する
各種風俗を経験した猛者。
その体験を元にライターの一面も持つ現役風俗嬢。
最近ではSMショーモデルや各媒体にも引っ張りだこで
本業が何かわからないと嘆く。