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グルメ
京町公園の目の前にひっそりと佇むのが『正直ビヤホール』 ※2016年12月18日に閉店
一見入りにくそうな雰囲気だが入ってみればマスターとママさんのお二人で経営されているアットホームな洋食屋。
お世辞にもお洒落とは言えない昭和を感じさせる店内は、長年の油跳ねなどに燻されマスター同様に渋い。
カウンター席しかないため大人数での来店は厳しいがガヤガヤした雰囲気がないのでゆったりとくつろげる。
入口横には青年マンガがまるでマンガ喫茶のように並び、一人でいっても気まずさを感じず過ごせる。
『餓狼伝』を読むとついチキンステーキダブルでガーリック!など戦闘的な注文をしてしまうのでご注意。
早い時間は近隣の住民や遅くなれば吉原内のボーイさんや姫も来店する人気店。
メニューはお皿にも“カレーの店正直”とあるようにカレーを主力に、
ポークジンジャー、オムライス、ナポリタン、ラードを使った焼き飯。など昔ながらの洋食から
店名通りビールのおツマミとして焼き鳥や山芋の千切りまで幅広い品揃えだ。
隠れメニューなのが“銀鱈の西京焼き”マスター自ら漬けるこの逸品は
味噌の香ばしさと銀鱈の脂身があいまり、まさしく絶品。
品切れの事が多いがタイミングがあえば別注文のご飯と熱い味噌汁と共に是非食べて頂きたい。
店名の由来をマスターに尋ねるとマスターのお父さんが同じ場所で『正直楼』と言う妓楼を引き継ぎ
当時流行していたビヤホールとして開店したのが由来だそうだ。
ひさご通りを出た言問通りに面した場所にも正直ビヤホールがあるのだが(現在は違う経営者)ここは二号店だったらしい。
この話は吉村平吉著の『浅草のみだおれ』にも記載されている。
吉原に登楼の折には昭和を感じさせるビヤホールで一杯と言うのも粋な楽しみ方だ。
住所 東京都台東区千束4-27-8
電話 03-3874-0520
営業時間 17:30頃から0:00頃まで
《ギャルコレ編集部 ブランキー酒井》