鶯谷に都内では珍しい福井県の料理を出す居酒屋があると聞き、早速行ってきました。
北口にありますのでなかなか吉原に行く際には逆方面なので未開の地。
エレベーターで2階に上るとキャバクラと見紛うようなエントランス。
席は掘りごたつ風のテーブルにカウンター席。
ブラインドを下ろすことで個室にも広間にも対応できます。
さっそく冷たいビールと軽いおつまみを頼みます。
越のルビー。糖度8度前後と言う福井のトマトです。
ギュッと濃縮された甘味がたまりません。
エリンギの塩焼き。サッと炙るだけで芳醇な香りが広がります。
刺し盛りも新鮮。あわびが絶品でした。
ガサエビの塩焼き。越前エビとも言われるエビですが鮮度が落ちるのが極端に早く
全国に流通することなく地元だけで親しまれていたため幻のエビとも言われるそうです。
そしてそろそろ日本酒へ。かわいいグラスですね。
福井のお酒をいただこうとお勧めを尋ねると
旭泉と言うお酒を勧められたので早速たしなみます。
深い!コクのある旨み。なんでも懐古酒といい江戸時代の酒造りを再現し
通常40%50%の精白を85%低精白を行い、江戸時代には醸造用アルコールもないので純米酒。
炭素濾過もないので無濾過生原酒というこだわりの酒。
淡麗辛口をカミソリというならば野武士の鉈のようにどっしりとした味わい。
福井の日本酒といえば黒龍が有名ですが旭泉…堪能しました。
堪能しすぎてこの後へしこ、ふぐの卵巣のぬか漬けを頼んだのですが日本酒に合いすぎて瞬殺で食べてしまいました(笑)
銘柄鶏唐揚げ 七味辛子和え。これがまた日本酒に合うんです!飲みすぎ注意!
シメというとラーメンとかお茶漬けですが良い物がありました
甘海老汁。味噌と甘海老の味噌がMIXされて五臓六腑に染み渡ります。
何喰っても美味い!福井って良い県なんですね。
ちなみに店名の『いっちょらい』福井弁で一張羅を表す言葉だそうです。
いいお店でした。
いっちょらい
住所 東京都台東区根岸1-8-3 鶯谷K-1ビル2F
電話 03-3871-1881
[月~金] 11:30~14:00 祝日除く
[月~木] 17:00~24:00(L.O. 23:00)
[金] 17:00~02:00(L.O. 01:00)
[土] 17:00~02:00(L.O. 01:00)
ランチ営業、夜10時以降入店可、夜12時以降入店可
定休日 日曜日